2016年3月21日月曜日

インターンまとめ

少しずつ寒くなってきて、冬が近づいてきました。

治安の面から南アに来て外を歩くことが皆無になった今、

体重を維持することが一番難しい目標になっています。

6月ころにトライアスロンに出ようかな、なんて考えている今日このごろですが、

皆さんいかがお過ごしですか?

今回は2月にインターンが終わったので、まとめをブログに載せたいと思います。

1.仕事を通じて感じたこと、2.南アのローカル企業で働いて感じたことを簡単にまとめていきます。

以前も載せたように思いますが、

インターン先はBusiness Unity Of South Africa(BUSA)という

日本で言う経団連のようなNPO組織で、新しく決められる法律について企業の意見をまとめて、

政府と議論をするといった組織です。

もちろん南ア人(皆黒人)だけという環境の中、

6ヶ月間という長いようでとても短くて貴重な時間・体験をさせてもらいました。

月一回会社に報告しに行っていましたが、基本的に自己管理という自由な環境だったので、

これまで決められた目標に向かって仕事をこなしてきていた自分にとって、

毎週・毎日どう時間を使うかというのがとても難しくこれであっていたのか、間違っていたのでは?

と不安になりながらの毎日でした。

幸い自分のこのプログラムについて、

BUSAの方々はとても賛同して頂きこちらから積極的に行動することで、向こうも心を開いてもらい、

南ア人しか出席を許されない法律協議の会議の数々や日本人だけでは決して行けない場所・

経験をたくさんさせて頂きました。

こうした場所に身をおくことで、南アならではの様々な問題や素晴らしさを学ぶことが出来ました。

本当に有難うございました。

以下、非常に拙い文章ですが自分の考え・感じた事をまとめました。



1.BUSAでの仕事を通じて考えた・感じたこと

 1-1 不平等・貧困・失業率の改善がなかなか進まない
    「アパルトヘイトが終わって20年が経つのになんで進まないのだろう」と初めはすごく疑問で、
    もちろんBUSAのスタッフの人達も説明はしてくれましたが、

    頭ではわかってもやはり「?」は拭いきれなかった。
    
    今は、遅々として進まない理由は、

    ①政府、②貧困層(黒人)自身、③南アが抱える2面性の問題に起因するのではと自分は思う。

    ①政府    ・公務員の給料が低いことに起因する賄賂。
              大型の工事案件は常に決まっている、何に使われたのか
              わからないお金が毎年多く発生するなど賄賂がはびこっており、
              それが財政的に貧困層のサポートを妨げている。
              最たるは警官で、用もなく車を止めては腹へってんだけど等言って
              金をせびってくる。
             ・担当者ベースで働く人の能力が低いこと。
              政府で働く人なら絶対知っているであろう事を知らないとか、
              ドタキャンで重要な会議を欠席する等々、社会人としての素養が低い。
             -これは、アパルトヘイト後に黒人が適切な教育がないまま
              大量に採用されたからではないかと推測。

    ②貧困層自身・自分が得た情報をあまり共有しないこと。
              教えてしまうと自分の食料/立場が危うくなってしまうという考えから
              貧困層自身がお互い足を引っ張り合ってしまい、
              全体の底上げがなされにくいという一面があること。
                 -BUSAのスタッフが愚痴としてこぼしていた事、
                  BUSAの仕事の中で引き継ぎや教え・伝えるという事がなされていない。
                  ここにも原因があるのでは、むしろとても大きく、解決が難しい原因では
                  と自分は強く感じた。

    ③2面性     ・黒人VS白人という構図。殆どの国民がこの2種類に分類されること、
                                     皮膚の色ですぐに分かってしまうため
              (日本だったら話に出さない限り部落出身ってわからない。)、
              それぞれの人種内での所属意識が強く、対立の構図が生まれやすい。
             ・発展途上国としての顔VS先進国としての顔。
               世界的に見れば高い貧困率・失業率。ジニ係数も世界有数の値を
              示すように富の再分配がうまく機能していないのは明白。
              ただアフリカ内でみれば、最も発展している国。
              場所さえ選べば何不自由なく暮らせるほどインフラが整ったこの国を
              拠点に多くの企業は南アを拠点としてアフリカ大陸に進出している。
              ただ、他のアフリカの国々の模範となるべく背伸びをしているように思える。
              短期的に見れば、既に発展している地域を更に発展させたほうが経済は
              うまくまわるとは思うが。

2.南アローカル企業という場所で働いて感じたこと

2-1 職場環境
   就業時間は一応8時から16時半でが、朝はだいたい9時~9時半位に揃い、
   16時には多くの人が皆帰っていた。金曜日は午後からブライ(南アのBBQ)を皆でやったり、
   15時半に帰る人も多くいた。AngloAmericanという鉱山会社から来たCEOは、
   ニュースに出るほどの南アでは有名人のようだが、
   月3・4回事務所に顔を出す程度でその他は家にいると秘書が教えてくれた。
   平日昼間のショッピングセンターは、お金を持っていそうな人たちで比較的賑わっていたため、
   事務所には数回しかいかず実際の運営は部下に任せるというスタイルは多いように思う。

   驚いたのは給料。掃除をする人は月R5000(約3.5万円)程度、
   受付の人はR10000(約7万円)程度と非常に少なく、
   一方でDirectorクラスになるとR500000(約35万円)とかなりの差。
   そして、それぞれずっと同じ仕事内容のままだそうで、掃除→受付、受付→秘書といった
   昇格のようなものはない様子。
   また今後のキャリアアップをサポートするための研修やアドバイス・面談等は一切なく
   完全に自己責任。
   長年働いていて出入りする人のことをよく知っているし、
   BUSAがやっていることをよく知っているにもかかわらずずっと受付をやっている人をみると
   残念に不公平に感じた。
   (最終日にもっと個々人のスキルアップをBUSAとしてサポートするべきと提案。)

 2-2 人
  変な表現だけど、とても明るいです。もちろん最初は構えて話していたけど、
  空き時間を利用したお互いの文化紹介や駅まで送ってあげたりとするうちに
  信頼してもらえるようになった。

  日曜のミサでは、踊るや歌うやの大騒ぎだし、サッカーの試合でも勝ち負けに関わらず
  最後は皆大盛り上がりと、根はとても明るい人達だなとしみじみ感じた。

  人当たりがとても良く、でも譲れないことはしっかり主張するようなアメリカ人っぽい気質だな
  と個人的には感じた。

 2-3 黒人の文化
  ・強い結束  お互いが困ったときにご近所同士で助け合う葬儀組合の存在、
           毎日曜でのミサのように黒人同士の結束は非常に強い。
  ・重低音   10年前くらいに日本でもはやった大きなスピーカー付きのコンポが流行っていて、
          重低音を大音響で聞くのが好き。
  ・ズボン   スカートは公式の場では決して履かない。
  ・会計前   黒人文化かは謎だが、スーパーで会計前にパン・スナック・飲み物を開けて
          食べて・飲んでいる人をよく見かける。
  ・憧れ    黒人のお金持ちは、黒人ならではのカスタマイズされた家に住んでいることはなく、
           白人と同じような家や車に乗っており、いつか自分もと白人文化に憧れを持っている。
  ・散髪    タウンシップに青空散髪屋が多数あり。R10(70円)くらい。
                          自分はR150に行ってると言ったら高い!と驚かれたことあり。

以上が、インターンのまとめです。相変わらずまとめるのが下手ですが、

こうした観点から考えてみたら等アドバイスがあったらこっそり教えてもらえると助かります。

(修正してUPし直しますので。)

こちらの日本人駐在の友達とよく「来る前は悪いイメージだったけど、

治安さえ良ければ実はとても住み良い国だよね」と話をしますが、

本当にその通りで、晴れの日が殆どで湿度が高くないためさほど暑く感じないし、

サントンに住んでいれば殆どの物は手に入るし・さながらヨーロッパのような雰囲気だし、

中華街に行けば日本食材はそれなりに手に入るし、

国土が広いため家は安いし・道路は広いしと良いことばかりです。

もちろんモールまで後をつけられてお金を奪われるとか、

運転中窓ガラスを割られて金銭を奪われるとか、

交通事故を一週間見ない時はなかったり、外歩けないなどなど注意しないといけないことは

沢山ありますけど。

1に治安、2に治安で不自由に感じることもあるけれど、

ゆったりした自由な雰囲気の南アがすっかり好きになりました。

いつの日か妻と子供とここで暮らせたらどんなに楽しいだろう、ここに連れて行ってあげたいな、

こんな経験させてあげたいなと

思いを馳せながら過ごしています。

インターンが終わって本格的な仕事が始まるので(というか始まっているので)、

今回で定期&まじめな更新は終わりにして、

これからはいかに南アが楽しいところなのかという楽しい話題満載で行きたいと思います。

(たまにはシリアスなのもあるかも?)

1人でも南ア行ってみたいなー・いや行ってみようかなーと思ってもらえるような投稿にしていきますので楽しみにしておいて下さい~!

1 件のコメント:

  1. インターンお疲れ様でした!
    まとめを読んでいると、インドネシアと通じる部分も多くあります。
    賄賂・陽気・時間にルーズ・住んでみると住みやすいという点は同じです。
    これからお仕事大変かと思いますが、インターンで培った現場力を活かして
    がんばってください。

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